パリでクルージングといえばセーヌの“バトー・ムーシュ”が有名ですが、映画アメリですっかり人気スポットとなったサンマルタン運河も忘れてはなりません。いくつもの水門を超えて上っていくスペクタクルを楽しみつつ、古き良きパリの趣きを堪能できるのです。また、セーヌと違って幅も狭く陸地とほぼ同じ水面を行く船からはとても近くにパリの町並みが感じられたり、川辺でくつろぐパリジャンたちをウォッチングするのも楽しみのひとつです。

出発はバスティーユのオペラ座の横にあるアーセナル港とメトロ・ジョレス駅のすぐそばにあるラ・ヴィレット貯水池。どちら発もありますが、今回はバスティーユ発のコースで順路を紹介していくと、まずはバスティーユ広場からレピュブリック広場のちょっと右手あたりまでを結ぶ長~いトンネル。なんだかつまらなさそうに聞こえますが、数メートルおきに天井に開けられた天窓から光が差し込み、なんとも美しく幻想的な風景を創り出します。そのトンネルを抜けると、第一の水門エクリューズトンプル。船が水門と水門の間に入ったら前方水門の穴から水がドっと流れ出し、あれよあれよと水面が上がっていきます。水面が前方と同じ高さになったところで、門が開いて再出発。こんな水門が4カ所にあるほか、船が通るために橋が回転して水路を開ける“回る橋”が2カ所。運河沿いにはお洒落なブティックやカフェ、そして映画で有名な“北ホテル”などを見ながら進んでいきます。最後はパリ情報でもご紹介したモダン建築があるパーク・ドゥ・ラ・ヴィレット。公園の芝生でピクニックする人、甲羅干しする人、スポーツする人などを眺めて終了。随時、船のスタッフによる説明が入り、その内容は日本語に翻訳されていて乗船時にもらえます(Canaurxramaの場合)。

サンマルタン運河クルーズを運行しているのは2社。それぞれ色々なコースがあるので、ホームページなどでチェックして旅程に合わせてスケジュールに加えてみてはいかがでしょうか。また、バスティーユ発のもの、オルセー発でセーヌ・クルージングもちょっぴり楽しめるものもあり。バカンス時期は混み合うので、ネットでチケットを買っておくと便利です。
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