1932年にオープンした約5000人を収容する巨大映画館「グランレックス」。アールデコ様式の装飾が美しい建築は、1981年にパリの歴史建造物の指定を受けました。現在ではパリ郊外のシネコン「メガラマ」に抜かれてしまったものの、1988年に設置されたスクリーンは幅21メートル、高さ11メートルと当時フランス一を誇り、こけら落としの上映となったグランブルーは三年のロングランとなりました。
そんなパリの歴史ある映画館の舞台裏を巡るツアーがあるんです。受付は随時で、グループごとに解説の言語を選んで(英語、フランス語、ドイツ語)磁器が装着されたパスをもらいツアースタート!往年の映画スターの直筆サインが飾られた入り口から階段を下りるとそこが映画の裏側の世界への出発点。気分を盛り上げるハイテンションのアナウンスが流れ、ゲートが開かれます。ここからはパスに装備された磁器をセンサーが感知して自動的にドアが開き誘導してくれるシステム。
まずは建物てっぺんのドームから見渡すパリの風景が映し出される部屋にてグランレックスの歴史が説明されます。次に順路を進むと突き当たりになった廊下!? いえいえ、実は細長い廊下のようなエレベーター。自動的にドアが閉まりゆっくりと上昇を始めるとガラス張りの壁から大ホールの客席が見渡せます。そうです。このエレベーター、上映ホールのステージ後方に備え付けられているのです。まずはココでひと興奮。最上階に到着すると館長室へ。オープン当時の賑わいを伝えるフィルムを鑑賞して、いよいよ映画製作の裏側へ潜入!

自動的に開閉するドアや照明によって導かれながら進んでいくと、巨大扇風機が備え付けられた撮影スタジオが。アナウンスにしたがって中央に立つと激しい揺れに風!そして波しぶき(本当に水が飛んでくる!)。ヨロヨロしながら次の映像編集のお部屋へ行くとさっきの揺れと風と水しぶきの意味がわかりマス。その後、音声編集コーナーなどを通って映写室へ行くと、最後に大サプライズが!ここで興奮が最高潮に達し、フィナーレは映画スターのようにカメラのフラッシュを浴びながらツアー終了。

普段は入れないスクリーンの裏側が見れて、サプライズ盛りだくさんのアトラクションはちょっとしたテーマパークのような楽しさ。楽しく映画を体感できるオススメのスポットです。最後にこちらを訪れる際の注意点をひとつ。ツアー中、気を抜いてはいけませんヨ。
|