開放的なカフェもオススメ!モンマルトルのふもとにある、ポップアート系美術館

Halle Saint-Pierre
アール・サン・ピエール美術館

今回ご紹介するのはモンマルトルのふもと、パリ一の生地問屋街としても有名なマルシェ・サンピエール界隈の一角に佇むアール・サン・ピエール美術館。パリの市場建築の典型である19世紀バルタールスタイルの美しい外観が目を引く建物です。話題の現代ポップアートやアール・ブリュット(※本文下注釈)を積極的に紹介する美術館で、現在(2010年)は、日本のアール・ブリュットを紹介する展覧会が開催されています。63名のアーティストによる約1000点の作品が公開されるフランスでは初めての大規模な展覧会。展示作品は館長のリュサルディ氏が日本に赴き直々に選んだものだそう。

リュサルディ館長も「こんなすばらしい作品があたのかと正直びっくりしている」と語るほど、オリジナリティとパワーを秘めた素晴らしい作品たちは奇想天外、独創的でユニークで発見に満ちたものばかり。「真の芸術とは、人が予期せぬ場所に存在する」というデュビュッフェの言葉のとうり。鮮やかな色彩に溢れたチャグチャグ馬子、自分の名前を連呼するがごとく書き連ねたもの、広告に独特のスタイルの筆跡で企業名をびっしり書いたもの、航空写真のようなポップな街の地図、取り憑かれたように並べられた列車、エキセントリックなかぶり物。。。。それぞれが内からこみ上げるエネルギーをそれぞれの方法で表現した多種多用なアートは今まで見た事もない衝撃の嵐です。
余談ですが作品には文字を使ったものも多く、もちろん日本語。何が書いてあるのかわかるがゆえ思わずクスっと笑えてしまう作品もあったりして、隣で見ているフランス人にはちょっとした優越感を感じられたりもするんです。
吹き抜けになったホールにはサロン・ド・テと本屋さんも併設。人でごった返すサクレクール寺院のすぐ隣なのに比較的すいていて、静かな時がすごせるこのサロン・ド・テもおすすめ。アールブリュット作品をあしらったポップなテーブルで軽い食事やスイーツが楽しめます。サクレクールの横にありながら、モンマルトルに集う観光客からは盲点なlこのサロン・ド・テは、穴場なランチ&お茶スポットとしても使えそうです。

※アール・ブリュットとは
フランスの芸術家ジャン・デュビュッフェが提唱した、いかなる文化の影響も受けていない“生のアート”というジャンル。近年ではすっかり世界中に広まり日本でも注目を集める芸術となっています。とかく精神異常や知的障害を持つ人の作るアートと認識されたり現代アートと混同されたりしがちですが、デュビュッフェによると3つのカテゴリーに分類され、それはまずクレイジーな人のアート、霊媒・霊能者のアート、そして社会から隠遁している人のアートです。けれでも重要なのはどんな文化の影響も受けない純粋なクリエーションであり、それがアール・ブリュットの原点であるということなのです。




Halle Saint-Pierre
アール・サン・ピエール美術館

●住所/2, rue Ronsard 75018 Paris
●開館時間/10:00~18:00 (8月は12:00~18:00、週末は休館)、1/1, 5/1, 7/14, 8/15, 12/25は休館
●メトロ最寄り駅/「Anvers」2番線
●公式サイトhttp://www.hallesaintpierre.org



更新日 : 2010 . 4 . 14

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