絶好のエッフェル塔撮影スポット横の穴場、「国立海洋博物館」

Musée national de la Marine
国立海洋博物館

セーヌ川を挟んでエッフェル塔と相対するシャイヨー宮。パリ万博のパビリオンとして建てられたこの建物は現在、海洋博物館、人類博物館、文化財博物館、映画博物館の4つの博物館が入り、中央のテラスからはエッフェル塔を真っ正面に望めます。いっさいの障害なしにエッフェル塔とシャンドマルス公園が見えるとあって、パリで一番のエッフェル写真スポットとしていつも観光客でにぎわっていますが、博物館まで見学していく人はあまりいない模様。。。でも、ココが意外と穴場なんです。とりわけ海洋博物館はリニューアルでさらに内容が充実し、大人から子供までじっくり楽しめるスポットとしてオススメ。

フランス海軍に関する資料や船の模型、絵画を集めた展示は聞いただけでは想像しにくいのですが、入ってびっくり。まずはナポレオンの亡骸を運んだという豪華な装飾が施された船が出迎えてくれます。オールひとつひとつにそれぞれ違った魚の絵が描かれていたり、じっくり見ても飽きない細かさ。さらに進むと昔の船の船首を飾っていた彫刻などが展示され、なかなかの迫力。思わずタイタニックを思い出してしまいそう。その奥には港や海戦、海洋にまつわるさまざまなものを描いた絵画のコーナー、昔船で使われていた食器や薬箱、銃などの展示と続き、一番奥と横の展示室には大小無数の船の模型が。プラモデル・マニアの彼やお父さんならかなり見ごたえありの内容です。

地下には企画展のスペースもあり、7月26日まで「水平がモードを作る」という話題の展覧会を開催しています。ボーダー、ベレー、セーラーカラーなど、今では定番となったアイテムですが、すべては水平さんのユニフォームから来たもの。19世紀頃に生まれたこのマリン・ユニフォーム、次第に貴族のファッションに取り入れられパリに上陸。女性のドレススタイルや子供服に多く影響を与えます。その後パリの偉大なデザイナーたちがこぞってマリン・スタイルにインスピレーションを受けたコレクションを発表し、ユニフォームをゴージャスに、エレガントに、そしてセクシーなローブに仕立て上げたのです。

今回の展示では、19~20世紀の海軍ユニフォームに始まり、メイン展示室中央にはファッションショーのキャットウォークのようなステージがしつらえられ、イブ・サン・ローラン、シャネル、ディオール、ジバンシー、ジャン-ポール・ゴルチエ、ケンゾー、ヨージ・ヤマモトといったそうそうたるグラン・メゾンのマリンスタイルを展示。奥のスクリーンではパリコレのフィルムも上映。

海洋博物館でこんなにおしゃれな展覧会を仕掛けるなんてさすがはパリ!モードの都に来たからには、見て帰らねば!




Musée national de la Marine
国立海洋博物館

●住所/17, place du Trocadéro 75016 Paris
●開館時間/10:00~18:00(入場~17:15) 火曜休館
●企画展「Les Marins Font La Mode~水平がモードを作る~」
開催期間:~2009年7月26日(日)
●入館料/9€(オーディオガイドのレンタル込み/仏・英・独・伊・西)
●メトロ最寄り駅/「Trocadéro」6・9番線(9番線は2009年5月15日まで工事のため閉鎖中)
●公式サイトhttp://www.musee-marine.fr



更新日 : 2009 . 3 . 13

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