パリから日帰りできる、フランス歴代王が愛したフォンテーヌブロー宮殿へ

Château de Fontainebleau
フォンテーヌブロー宮殿

ユネスコ世界遺産であり、フランスで最も大きな宮殿、フォンテーヌブロー城。王の狩猟の場だった広大なフォンテーヌブローの森のなかに佇む宮殿と庭園は、16世紀にフランソワ一世がイタリアからルネッサンスの建築家を招いて建てたものが基本となっています。その後アンリ2世の時代に大幅な拡張工事が行われ、フランス革命を経てナポレオンによる改築がなされ、現在に残るのはこの当時の姿と言われています。

ヴェルサイユ宮殿のような”ド派手で豪華絢爛!”なお城ではありませんが、彫刻・金工・絵画・漆喰装飾・木工を組み合わせたフォンテーヌブロー様式と言われるここの内装は、落ち着いた印象で、細かい扉や天井の装飾などは見ごたえアリです。また、このお城の特徴は歴代王による増築がなされたため、その時代ごとの建築様式の移り変わりが楽しめるということ。城内をよ~く見てみれば、室内装飾に施されたイニシアルがFならフランソワ一世、Hならアンリ2世、Nならナポレオン等々…どの国王の時代のものだったか、その違いが分かるはず。

歴代王と同様にこの城をこよなく愛したナポレオンは、エルバ島へ流刑された際もこの城から旅立ったと言われています。ナポレオンの寝室などは見学ができ、そのベッドの驚くべき小ささは必見(?)です。またナポレオンの妻・ジョセフィーヌの寝室の”こってり感”も驚異的!我々日本人から見れば「こんな落ち着かない場所で寝るなんて無理!」と盛り上がれるに違いなく、王族の世界を垣間みるお城探訪の醍醐味が十分に味わえます。また、有料の見学コースを申し込めば、城内併設のナポレオン博物館(遺品などを展示)も訪れることができます。

これからの季節はぜひ屋外庭園をのんびり散策するのもおすすめです。アンリ4世の時代に作られた1200mもの運河が流れ、その岸辺でひなたぼっこというのも気持ちよさそう。また、時間があれば、ここから約10キロのところにあるバルビゾンに足をのばすのもいいでしょう。“落ち穂拾い”で有名なミレーやコローといったバルビゾン派の画家たちが暮らした小さな村です。ミレーのアトリエが残るミレー記念館、バルビゾン派美術館として公開されているルソーの家、ドラクロアが宿泊したというガンヌの宿など観光スポットも満載です。




Château de Fontainebleau
フォンテーヌブロー宮殿

●住所/Château de Fontainebleau 77300 Fontainebleau
●開館時間/
宮殿:9:30~17:00 (10~3月)、~20:00 (4~9月) 火曜休館
庭園:9:00~17:00 (11~2月)、~18:00 (3・4・10月)、~19:00 (5~9月)、無休
●入館料/12.5€
●アクセス/パリ「リヨン駅」よりフランス国鉄SNCFで「フォンテーヌ・アヴォン駅」下車(約40分)、駅から宮殿までバスAで「シャトー」下車(約10分)
*便利な個人ミニバスツアー「パリナビ」では、フォンテーヌブロー宮殿とバルビゾンを訪れる日本語ガイド付きコース(1~6名まで申し込み可能)あり。
●公式サイトhttp://www.invalides.org



更新日 : 2009 . 3 . 13

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