30年ぶりに開かれた新(?)スポット!フランス国家の織物工場見学&アートな家具のコレクションたち

Mobilier national − Galerie des Gobelins
モビリエ・ナショナル~ゴブラン・ギャラリー

「モビリエ・ナショナル」。この聞き慣れない機関は、フランス国有動産管理局という国の機関のひとつで、大統領官邸であるエリゼ宮や世界各地のフランス大使館で使われる家具を製作し、管理しているお役所。何ですか…それは?そんな場所があったなんて!  あまり、というか、今までまったく一般の人には縁がなかった場所なわワケですが、昨年から、何と30年ぶりに一般公開を始めたんです。昔からある施設なのに、今やちょっとした新スポットとして注目を集めている場所。

15世紀の頃、このエリアに住んで”ゴブラン織”を生産していたゴブランさん一家は、王室御用達の織物や敷物を請け負っていて、国がその工場の中にフランス王家の家具調度品の制作と修復を行う施設を作ったのが、この機関の始まり。現在、施設内にある3つの織物工場の見学が可能で、染め物や織物のできる様子を見る事ができるようになっています。気の遠くなるような繊細な作業を行う職人技はもちろん、国の調度品を手がける現場を見られるのは、もちろん、ここならではの魅力。また、王朝時代の豪華な調度品や、「アルミテーズ」という15枚から成る400年前のタペストリーなどの他、フランス政府関連の家具などの企画展示が行われるギャラリーも見どころのひとつ。

今年2月から始まったギャラリーの企画展「家具の巨匠、ピエール・ポーラン展」は、1970年代から今日までの40年間にスポットをあてて、ポーランがモビリエ・ナショナル(つまりフランスのお役所関係)の依頼で製作した作品はもちろん、ポーランが国有調度品として選んだ椅子や家具、そしてモビリエ・ナショナルとのコラボレーションでポーランが製作した最新の未公開作品などがご登場。80点を超える今回の展示品は、滅多に見ることのできない、お国の貴重なコレクションばかり。この展覧会を見て驚くのは、フランスのお役所の家具って、ものすごくモダンなんですね~!ということ。フランス国旗カラーのソファーがあったりして、まるでインテリアショップにいるかのような感覚になってしまいます。コンテンポラリーでアートな家具の数々に、デザイン大国・フランスを実感できる企画展。工場見学と併せてお楽しみあれ!




Mobilier national − Galerie des Gobelins
モビリエ・ナショナル~ゴブラン・ギャラリー

●住所/42 avenue des Gobelins 75013 Paris
●開館時間/12:30~18:30 月曜および5月1日は休館
●工場見学時間/火・水・木(祝日除く)14:00~16:30
●入館料/10€(ギャラリーへの入館料込) ※展示室ギャラリーのみの入場は6€
●メトロ最寄り駅/「Les Gobelins」7番線
●公式サイトhttp://www.mobiliernational.culture.gouv.fr



更新日 : 2008 . 3 . 13

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