19世紀末のパリの現代生活を描いた、ジャン=ルイ・フォラン

Jean-Louis Forain 1852-1931 “La Comédie Parisienne”
ジャン=ルイ・フォラン 1852-1931 “ラ・コメディ・パリジェンヌ”

1900年のパリ万国博覧会のために建てられたもののひとつであるプティ・パレは、そのお向かいに建つグラン・パレ、横を流れるセーヌにかかるアレクサンドル3世橋も同じ時期の建造で、設計はそのグラン・パレと同じシャルル・ジローによるもの。この3つの建造物とセーヌ対岸のアンヴァリッドを一望する景色は壮観でパリの美しさを見せつけられるような思いです。
万博後、プティ・パレは1902年にパリ市立プティ・パレ美術館としてオープンし、中世及びルネッサンスの絵画などを集めたコレクションと、18世紀末の家具類やウジェーヌ・ドラクロワ、ギュスターヴ・クールベといったフランスの芸術家の作品を集めたコレクションを公開しています。

企画展では現在「ジャン=ルイ・フォラン、ラ・コメディ・パリジェンヌ」が開催されています。19世紀後半のフランスで活躍し印象派の画家達の影響を強く受けたフォランは、初めエコール・デ・ボザールでロマン主義と新古典主義の折衷画家と言われるジェロームに師事、その後マネやドガにも共通するテーマ“現代生活”を取り上げ、競馬場、街の通り、カフェ、劇場、上流階級のソワレなどのシーンを多く描きます。また彼を有名にしたのは、新聞や雑誌の風刺画でした。そして1900年代に入ってその様式が大きく変わってゆきます。

そんな彼の画業の変遷を年代を追って240点の作品で紹介するこの展覧会。展示室は1900年を境に大きく2つに別れていて、その間にある階段の踊り場にはフォランによるステンドグラスがはめ込まれているので、こちらもぜひお見逃しなく。




Jean-Louis Forain 1852-1931 “La Comédie Parisienne”
ジャン=ルイ・フォラン 1852-1931 “ラ・コメディ・パリジェンヌ”

●展覧会期間/~2011年6月5日(日)
●開催場所/Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
●住所/avenue Winston-Churchill 75008 Paris
●開館時間/10:00~18:00(木曜は~20:00) 月曜・祝日休館
●最寄りメトロ/「Champs-Elysées-Clemenceau」1・13番線
●入場料/10€(常設は無料)
●公式サイト/http://petitpalais.paris.fr/



更新日 : 2011 . 5 . 21

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