Miró SCULPTEUR
彫刻家としてのミロ
スペイン出身の画家として知られるジョアン・ミロ。26歳でパリに出てシュールレアリスムの運動に参加。“画家”という肩書きにこだわって狭い世界に閉じこもる事を嫌い、パリでは作家のヘミングウェイやヘンリー・ミラーなどとも交流があったといいます。1944年からは絵画にとどまらず陶器や彫刻の制作を始め、さまざまな分野の職人たちとの共同制作を行い、晩年には大型彫刻や壁画などのパブリックアートの大作も多く残しています。
今回はミロの“彫刻”作品に焦点を当てた展覧会で、パリでミロの彫刻作品が公開されるのは実に40年ぶりのことだとか。会場には約100点の彫刻、22点の陶芸、20点の絵画作品が並び、作品の大部分はニース近郊のサン=ポール・ド・ヴァンスにあるマーグ財団が所蔵するコレクション。また、2つのビデオ上映も行われています。ジャズの巨匠デューク・エリントンがミロのアーティストとしての存在感とその力にインスパイアされてトリオで演奏した「ミロのためのブルース」と、ミロの制作風景を追ったドキュメンタリーフィルム。ミロの真剣な制作風景が映されたドキュメンタリーはなかなか興味深いもの。
また常設展では、彫刻家アリスティド・マイヨールの作品、マイヨールのモデルを務めたディナ・ヴィエルニーらのコレクションからピカソ、ゴーギャン、マティス、カンジンスキーといった作家のもの、さらに1970年代のロシアの芸術家たちによる近代アートのコレクションなど、貴重なものを展示しているので、こちらもぜひ。1階の一部と2階が常設スペースとなっています。
Miró SCULPTEUR
彫刻家としてのミロ
●展覧会期間/~2011年7月31日(日)●開催場所/Musée Maillol
●住所/61, rue de Grenelle 75007 Paris
●開館時間/10:30~19:00(金曜は~21:30)無休
●最寄りメトロ/「Rue de Bac」12番線
●入場料/11€
●公式サイトhttp://www.museemaillol.com/























