Jacques Tati
ジャック・タチ生誕記念
ちょこんとかぶった小さな帽子にパイプ、レインコートに寸足らずのズボンがトレードマークののっぽおじさん“ユロ氏”が巻き起こすコミカルな物語で知られるジャック・タチの映画。誰もが見覚えのあるカラフルでグラフィックセンス溢れるポスターも有名ですよね。ジャック・タチ自身が演じたユロ氏のキャラクターが確立された長編2作目「ぼくの伯父さんの休暇(Les Vacances de Monsieur Hulot)」、劇中で登場するモダンな住宅が話題になり、アカデミー賞の最優秀外国語映画賞を受賞した「ぼくの伯父さん(Mon Oncle)」、タチが私財を投げ打って製作された近未来のパリの巨大セットでユロ氏とアメリカ人観光客が繰り広げるコメディ「プレイタイム(Plyatime)」などなど、ちょっぴりシニカルなスパイスを織り交ぜながら展開するユーモアたっぷりのストーリーは、ほとんどセリフがなく印象的な音楽で綴られているのもタチ映画の特徴です。
さて、フランスでも根強いファンを持つジャック・タチが生まれて今年で102年。ちょいと中途半端ではありますが、あえてこの102年目の今年、シネマテーク・フランセーズを中心にパリ中でジャック・タチを偲ぶイベントが開催されています。「タチ・トリップ・イン・パリ」と名付けられたこのイベント、パリ市内および郊外の8カ所で行われていて、映画の上映あり、エクスポジションあり、スペクタクルありのもりだくさん。スポットでご紹介している“104”でも「ぼくの伯父さん」に登場する住宅の復元模型が展示されています。初夏を感じさせるパリの街でムッシュ・ユロを探すミニトリップに出かけてみてはいかがでしょうか。
Jacques Tati
ジャック・タチ レトロスペクティブ
「Exposition:Jacques Tati, 2 temps, 3 mouvements」
映画にまつわる写真やセットの模型、ポスター、小道具などが展示され、同時に映画の上映も行われています。
●開催場所/La Cinémathèque Française シネマテーク・フランセーズ
●住所/51, rue de Bercy 75012 Paris
●展覧会期間/~8月2日(日)
●開館時間/12:00~19:00(木曜日は~22:00、日曜は10:00~20:00) 火曜、5月1日休館
●料金/8€(映画上映は別途料金が必要)
●最寄りメトロ/「Bercy」6・14番線
「La Villa Arpel」
映画「ぼくの伯父さん」に登場する超モダン住宅、ヴィラ・アルペルの展示。
●開催場所/104 ソンキャトル
●住所/104, rue d’aubervilliers/5, rue curial 75019 Paris(入口2つあり)
●入館料/入場無料(イベントやアトリエによって必要な場合もあります)
●メトロ最寄り駅/「crimée」7番線
「Du Film à la Réalité; Tati et L’architecture des Années 1950」
映画人でありながらもある意味建築家でもあったと言われるジャック・タチ。こちらでは映画の中の建築にまつわるプロジェクトやその現場の紹介や1950年当時の建築に関するガイドツアーを開催。
●開催場所/Cité de l’Architecture et du Patrimoine 建築遺産博物館
●住所/1, place du Trocadéro 75016 Paris
●開催日/5月28日(木)17:30~、6月28日(土)16:30~
●料金/5€
●最寄りメトロ/「Trocadéro」6・9番線
「Le Bel Age des Arts Ménagers」 ※ガイドツアー
彼の映画に欠かせないデザイン・モード・アートといったタチ・ワールドを感じさせる1950年代の装飾美術館コレクションを紹介。
●開催場所/Musée des Arts Décoratifs 装飾美術館
●住所/107, rue de Rivoli 75001 Paris
●開催日/5月16日(土)・31日(日)、6月7日(日)・20日(土)、7月5日(日)・25日(土)、いずれも11:00~
●料金/10.5€























