Marie-Antoinette
マリー・アントワネット展
昨年日本でも公開されたソフィア・コッポラ監督「マリー・アントワネット」。キルスティン・ダンスト演じるキュートな王妃が話題となったのも記憶に新しいですよね。贅を尽くしたヴェルサイユ宮殿での生活が民衆の反感を買い、フランス革命によりギロチンで処刑されたフランス最後の王妃。そんな彼女の数奇な運命を300点にもおよぶゆかりの品々でたどる展覧会が開かれています。とりわけ、ヨーロッパ中から集められた王妃愛用の工芸品の素晴らしさは必見。
革命後、王妃が処刑された1973年から1年をかけて、国王一家愛用の家財道具がいっさいがっさいヴェルサイユ宮殿に集められ、競売にかけられました。王妃として君臨した20年のあいだ、彼女はイル・ド・フランス(パリとパリ近郊を含む地方)を出ることなく、点在するヴェルサイユ、マルリー、フォンテーヌブロー、サン・クロード、ランブイエの城で暮らしました。城のインテリアはすべて彼女好みで統一され、年間100を超える工芸品が職人によって王妃のために制作されたといいます。そんな貴重なコレクションを手に入れようと世界中からアンティーク商や貴族の名義人が集まり、ついにヴェルサイユ宮殿は空っぽに…。
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時は移り、19世紀。ナポレオン三世の妻・ユジェニー皇妃は、この悲劇の王妃に賞賛を捧げ、世界中に散らばった品々を買い戻すことに尽力します。この意思は20世紀、ヴェルサイユ宮殿の学芸員、ピエール・ノルアック、ピエール・ヴェルレに引き継がれ、ルイ16世とマリー・アントワネットの愛蔵品がヴェルサイユ宮殿へと里帰りを果たしていったのです。
そして21世紀。国立ギャラリー・グラン・パレにてさまざまな人の手をへてパリに戻ってきた貴重な作品の数々が公開されることに。マリー・アントワネットが好んだというローズモチーフの宝石箱、日本の漆が使われたテーブル、チュイルリー拘束中に愛用していたテーブルウエアなど、時代を超えて一同に介した品々は豪華で芸術的な美しさに見入ってしまうばかりでなく、歴史のロマンを感じさせてくれるはず。また、こういった工芸品のみならず絵画や彫刻なども公開され、彼女の数奇な運命をたどることができる展示になっています。また、王妃ゆかりのフォンテーヌブロー、ランブイエ、チュイルリー、投獄生活を送ったコンシェルジュリー、最後を迎えたコンコルド広場、そして今回のグラン・パレでの展覧会と、マリー・アントワネットをめぐるプチ・トリップに出かけてみてはいかがでしょうか。
Marie-Antoinette
マリー・アントワネット展
●展覧会期間/~2008年6月30日(日)
●開催場所/Galeries nationales du Grand Palais(グラン・パレ)
●住所/3 avenue du Général-Eisenhower 75008 Paris
●開館時間/10:00~22:00(木曜は~20:00) 火曜休館
●最寄りメトロ/「Champs-Elysées-Clemenceau」1・13番線
●入場料/通常10€
●公式サイトhttp://www.grandpalais.fr
Château de Versailles
ヴェルサイユ宮殿
●開館時間/9am~6h30pm 月曜休館 (グラン・トリアノンとプチ・トリアノンは12:00~18:30/11~3月は17:30まで、月曜日も開館 *祝日によっては休み)●最寄り駅/「Versailles Rive Gauche」RER C5線
●入場料/宮殿8€~(日本語イヤフォンガイド4.5€)グラン・トリアノン、プチ・トリアノン5€
●公式サイトhttp://www.chateauversailles.fr/jp/
Chateau de Fontainebleau
フォンテーヌブロー城
フランスワ1世からルイ16世まで7代の国王が居住したこの城は、中世から18世紀にかけて増築が繰り返され、建築様式の変遷をみることができます。●開館時間/9:30~17:00(6~9月は~18:00、庭園のみ5~9月は~19:00)火曜休館(1/1、5/1、12/25も休館)
●最寄り駅/フランス国鉄SNCFパリ・リヨン駅よりフォンテーヌブロー・アヴォン駅下車、駅から宮殿まではバスで10分
●入場料/12.50€
●公式サイトhttp://www.musee-chateau-fontainebleau.fr/
Jardin des tuileries
チュイルリー公園
グランパレからコンコルド広場をはさんですぐ。宮殿は1871年の火事で消失していますが、建築家ル・ノートル設計によるフランス式庭園はパリ市民や観光客の憩いの場として親しまれています。●開園時間/7:00~21:00(10~3月は7:30~19:30)
●最寄りメトロ/「CONCORDE」1・12番線、「Tuileries」1番線
●入場料/無料
La Conciergerie
ラ・コンシェルジュリー
革命時には1200人もを収容したという牢獄。マリー・アントワネットが最後を過ごした独房が再現されています。ステンドグラスが素晴らしいサント・シャペルと併せて訪れるのがオススメ。●開館時間/9:30~18:00(11~2月は9:00~17:00)1/1、5/1,12/25は休館
●最寄りメトロ/「CITE」4番線
●入場料/6.10€
Chateau de Rambouillet
ランブイエ城
ランブイエの森に囲まれた14世紀の城館。ルイ16世がマリー・アントワネットのために作らせた王妃の酪農場や運河など見所あり。現在はフランス大統領の別荘としてもつかわれています。●開館時間/10:00~11:40、14:00~17:30(10/1~3/31は16:30まで)火曜および大統領滞在中は休館(1/1、5/1、11/1・11、12/25も休館)
●最寄り駅/フランス国鉄SNCFパリ・モンパルナス駅よりランブイエ駅下車、駅からは徒歩で15分ほど
●入場料/5€



























