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No.22 フランス人が、規則を守るようになってきた?
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21)軍事パレードを見て思い出すこと。
20)フランス人の頭の回転のすごさ。
19)新年はソルドの勢いからスタート。
⑱年末のパリ名物を眺めながら。
⑰エッフェル塔の電飾も、節約へ。
⑯変わってきた、パリの夏。
⑮パリの路上は、ゴミ箱?
⑭フランス人は、働き者…か?
⑬ 3月の雨、ジブレ・ド・マルス。
 
 
    世界を襲った経済恐慌、フランスも例外ではなくサルコジ大統領の旗振りにもかかわらずいまだに景気は元に戻らないようだ。

フランス名物ソルド(セール)も思ったような結果が得られず、小売店は窮地に立たされてしまっている。デパートは前年並に売り上げたとかで鼻息は荒いが、日本のように数多くのデパートがひしめく同業者の競争体質がないのか、消費者側から見ればデパートの選択幅が限られてしまう。日本ではデパートといえばデパ地下が元気で、上層階には余りお客を見ないというような現象がしばしば見られるが、フランスのデパートは日本と違い、結構各階の売り場はそれなりに買い物客で埋まっている。これも少数のデパートが市場を寡占化しているからであろうか?フランス人気質からすればデパートの数はこのくらいでよく、「人と違うことはいいことだ」と思っているフランス人の買い物の本命は、個性的なブティックに集約されているのだろうか?

日本人から見ると、フランスのお店はそれぞれ本当に個性的だ。最近も日本に帰国してデパートなどをぶらぶらしてみたが、まず目に飛び込んでくる違いは鮮やかな色が少ないということである。日本人は一般的にパステル調が好きなのだろうか?フランス人は地味な人ももちろんいるが、総じて着ている洋服やアクセサリーのカラーは鮮やかだ。髪の毛の色もブロンドや栗色といったようにたくさんあるので、このようなカラーコーディネーションが自然にできるのかもしれない。目の色も違う、一般的にフランス人を含むラテン系の人たちの目の色は黒に近い茶色目が多いが、透き通った青い目でじっと見られると少々恥ずかしくなることもある。当地では最近ブロンドを黒髪に染める人が多くなってきたとかで、茶髪を見るなら日本にいたほうが数多く見られるのではないかとさえ思えてしまう。しかし、最近帰国して感じたのは、数年前に比べれば全体的に日本人の茶髪は少なくなってきたような気がするのは私だけであろうか?閑話休題。

    

  最近のフランスは、交通違反の取締りが今までに無く厳しくなってきた。現大統領が内務大臣時代に交通事故死者を減らす目的でフランス中に設置された、”スピード違反取締りレーダー”の売り上げ(?)が大変な収入になっているらしい。(※実際、サルコジの内務大臣時代に交通事故死者の数は激減した。)高速道路では、最高速度が130キロに制限されているが、以前は誰もが150〜160キロくらいは平気で飛ばしていたが、最近はフランス人ドライバーたちもかなりスピード制限を守るようになってきた。また、当時のサルコジ内務大臣は大都市近郊のいわゆる犯罪者(移民の子弟が多い)を一掃するための強硬策をとり、一時的にはこの種の犯罪件数も減ったかに見えたが、最近は再び上昇しつつあるようだ。つい最近では、警察の組合員が交通違反切符のノルマがきつすぎるとかで、街頭デモ行進をした。これにより躍起になって違反切符のノルマの存在を否定していた政府も、内部からこの事実をすっぱ抜かれた形となってしまった。結局、どのような解決方法がとられた知らないが、相変わらず以前にもまして厳しい取締りが展開されている。また、オートバイが駐車違反の取締りの対象になることは珍しいことであったが、最近では指定駐輪区域においていないとビシビシ取り締まられている。

ある程度のいい加減さがパリやフランスの魅力であったが、景気の悪さにこの締め付け、フランスも住みにくくなってきた。何事にもアバウトであったフランス人が何でも規則を守るようになってしまうのは、何かを失っていく気もする。不謹慎な意見だろうが、昔が懐かしい。(2010年1月/発行人)

 
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