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21)軍事パレードを見て思い出すこと。 |
20)フランス人の頭の回転のすごさ。 |
19)新年はソルドの勢いからスタート。 |
⑱年末のパリ名物を眺めながら。 |
⑰エッフェル塔の電飾も、節約へ。 |
⑯変わってきた、パリの夏。 |
⑮パリの路上は、ゴミ箱? |
⑭フランス人は、働き者…か? |
⑬
3月の雨、ジブレ・ド・マルス。 |
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世界で最も個人的で権利意識の高いフランス人。自分に不利なことがあれば徹底的に抵抗し、時としてその闘争本能をむき出しにするフランス人。ラテン系の人々が多い国柄のためだろうか。”ヨーロッパ人”といっても、それぞれの国に住んでみれば理解できるであろうが、人種・宗教・気候などによってその性格や生き方など全く違う。逆に日本の場合は、”日本人”という単一民族国であることが、今の日本・日本人を形作ってっているのではないだろうか。「個性的なことは良いことだ!」と、子供の頃から教えられているフランスに比べ、日本では何につけても、何となく全体的な枠にはめられている感じがするのは私だけではないはず。最近の日本の若者達の行動をみると日本の変化を感じずにはいられないが、他人を気にしながら行動の規範とするような日本的伝統は今でも根強くあると思う。
さて。フランスの社会的特性としては、一塊の秀才(ビューロクラート、官僚集団)によって国としての方向性が定められ、その他もろもろ(つまりそれ以外の一般労働者)は、基本的にこの秀才集団の指示系統に沿って忠実に義務を果たしてゆくという構造になっている。一握りのエリート集団が国を動かし、その他大勢が彼等エリートの作り上げた構想の中で一生懸命汗を流す、ということになる。社会構造的な比較の問題で言えば、日本はフランスと比べ、どちらかといえば下からの意見もそれなりに聞き入れる体質があると思う。例えば、経営者は営業結果に関する最終責任を負うのはどの国でも同じと思われるが、日本の経営者はフランスに比べると責任の所在が明確ではない。日本では経済的に余裕のある会社の社長はいわゆるお飾り的な人が結構居るようだが、当地における社長の責任は十分重い。特に株主に対する経営者としての責任は、毎年決算時になると新聞紙面をにぎわす。ダメな経営者はすぐに解任される。感情の入り込む隙間は余りない。以前、ルノーやプジョーの管理職が相次いで自殺したという出来事は、フランスで近年まれに見るニュースとして扱われた。日本では余りニュースにもならないことなのかもしれないが、とにかくフランスの中間・上級管理職の働きぶりはすごいのだ。一番早く出勤し、夜遅くまで居残ったり、最近ではコンピューターを自宅に持ち帰り残った仕事をしている人も多く居るようだ。

日本ではこの管理職フランス人のような働き方は日常的だが、フランス人の平社員が残業することはまずない。帳尻あわせや、「同僚が帰宅しないから自分も残る」というような土壌は一切無い。ここは1週間35時間労働の国(管理職は現実にこれ以上働いている)。就業時間が終われば家に一目散!という人が大部分なので、誰もが帰宅時間から逆算して「いかに早く仕事を切り上げるか」に精神を集中しているように思う。仕事が終われば家族や恋人と過ごす時間を100%享受する。仕事の延長の付き合いは無いわけでは無いが、日本に比べれば数倍希薄である。どのような職種でも分け隔てなく1週間35時間・週休2日・年間5週間の有給休暇のある国、フランス。
労働者の権利意識が高いのは、裏返して考えれば中世以降いかに労働者が虐げられてきたかの裏返しだと思う。血と汗で勝ち取った権利であるからこそ、死に物狂いで守ろうとする。14年の長きに渡った社会党のミッテラン政権下で、これらの権利は法律的に大きく保護されたので権利意識ばかり強い大衆を生み出す結果となったのではないかと考える。どちらにしても日本に帰国して会社などを訪問すると、相変わらず残業が多く見受けられる。早く帰って自分の時間があれば幸福なのではないだろうかとも考えるが…理由はともあれ、同僚が残業で残っている職場を離れることは、日本人にとってはなかなか勇気のいることだと思う。フランス人のように5週間のバカンスを取ってみたいという人達は少なくは無いだろうが、日本ではいつの日か実現できるのだろうか? (
2008年4月/発行人) |
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