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21)軍事パレードを見て思い出すこと。 |
20)フランス人の頭の回転のすごさ。 |
19)新年はソルドの勢いからスタート。 |
⑱年末のパリ名物を眺めながら。 |
⑰エッフェル塔の電飾も、節約へ。 |
⑯変わってきた、パリの夏。 |
⑮パリの路上は、ゴミ箱? |
⑭フランス人は、働き者…か? |
⑬
3月の雨、ジブレ・ド・マルス。 |
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新年明けましておめでとうございます。12月31日は夜通し友人達と大騒ぎをするのが通例のフランス人。元旦は寝正月で、2日からは全く平常どおりという、味気ないことこの上なし。日本のお正月が懐かしい。テレビでは新年福笑いゲームとか、芸能人かくし芸大会とか相変わらずだろうなぁ…。新年を迎えてのコラムで恐縮だが、今回は、大晦日のお話をひとつ。
日本では、今やどこでもカウントダウンの行事が大流行。パリでは…どこでやっているのだろう?あまり聞いたことがない。とにかく秒単位で色々やるのは不得意なフランス人。イベントが台無しになってしまうような「ポカ」を平気でやってしまう国民性なので、カウントダウンは売り物に出来ないせいではないだろうか?実は過去、こんな話があった。
2000年1月元旦、世界の主要各都市で”ミレニアム”を祝ったのを覚えていらっしゃることと思う。もちろんパリでも…しかりであった。当時、それより3年位も前からエッフェル塔に「ミレニアム(2000年)まであと何日」というような電光表示板が掲げられてあった。フランス人もなかなかやるものだと感心したものだった。とはいうものの、アバウトなフランス人がうまく最後まで調整できるのだろうか…?心に一抹の不安がよぎった。全てに正確なことを信条とする我々日本人は、かなり疑っていたのである。この疑いが現実になろうとは、フランス人は誰も予想していなっかたに違いない。
さて、時は流れ1999年12月31日の朝、エッフェル塔の前を歩くと電光表示板の文字が変わっていた。「あと何時間…」とちゃんと記されている。フランス人もなかなかやるわい。しかしながら、夕方になるとなぜかその文字が全て消えてしまったのである。夜遅くなり、エッフェル塔の周りには数十万人の人々で溢れかえり、これから始まるであろうカウントダウンに備えて世界中からの観光客も集まってきていた。押すな押すなの人波。こんな人数、見たことがない。しかし例の電光表示板は、夕方に消えて以来、真っ黒。もうすぐ待望の0時になるというのに。ある人は「30分前になると再び点灯することになっているんだ」と言い、また他の人々は「驚かすために1分前にパアッ~とつくのよ!その後は秒単位でカウントダウンが始まるの!!」などと勝手なことを言っている。それはどうでもいいのだけど、なぜ、今日の夕方に何の前触れも無く中途半端な時間に突然消えたのだろう…?私はそんなことを思っていた。まあ、とにかくカウントダウンさえ格好良く行けばとブツブツ言いながら今か今かとエッフェル塔を見上げていた。自分の時計を見たらあと30秒で午前0時。なのに全く点灯する前ぶれも無い。そしてその後突然、花火の轟音とともにエッフェル塔がキラキラ光り、本当に美しい光のページェントが始まった。が、目を凝らしてみても電光表示板は相変わらず消えていた。恐らくその花火が上がった時が、午前0時だったのだろう。
結局、電光掲示板には何もつかぬまま光のショーは終了した。もちろんカウントダウンは無かった。失敗なのかシナリオどおりだったのか? と、悶々としていたその時!三々五々帰路に着きはじめた人々は、突然ついた電光表示板に「0時23分」とかいう中途半端な文字が突然出たのをそこに見た!
翌日のニュースによれば、あの電光掲示板はやはり故障だったらしい。3年間も毎日刻んできた日付けや、あと何時間何分で21世紀という表示は、いったい何だったのか? それなのに、誰もそんなことを問題にする様子はなく「昨夜のスペクタクルは非常に綺麗だった」と盛り上がる。つまり、綺麗だったのだからいいじゃないか、ということだ。フランス人のエスプリとはこんなものである。もうあら探しはやめようと毎年心には決めるのだが……。しかしながら、アバウトでイライラすることが毎日沢山ある国だ(笑)! ちなみに、エッフェル塔が毎時間ごとにキラキラ光るようになったのは、このミレニアムの時からです。(発行人/2008年1月) |
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