2008年のパリ・バゲットNo1が決定! 若きブランジェの熱意が勝利

Anis Bouabsa Au Duc de la Chapelle
アニス・ブアブザ オ・デュック・ドゥ・ラ・シャペル

毎年パリ市主催で開かれるバゲットコンクール。100を超えるバゲットからその年のナンバー1バゲットが選ばれ、見事グランプリに輝いたそのバゲットは毎朝大統領官邸に届けられ、フランス大統領(現在はサルコジ大統領)の朝食に並びます。

「伝統的なバゲットを守ろう!」という主旨で1993年に発足したこのコンクール。どんなバゲットでも出品できるものではありません。長さ70cm、重さ250~300g、無添加の小麦粉と水、塩のみで作られ、工房で焼成までのすべての加工がなされ、冷凍保存などが一切されていない、という厳しい条件をクリアしたバゲット《トラディショナル》であること。工場で大量生産されるものは受け付けてもらえないのです。

今年2008年のグランプリがこのほど発表され、今回優勝を獲得したのは、なんと28歳という若きパン職人アニス・ブアブザさん。過去3年連続で上位5位以内に入賞した経験もあり、2004年には最年少でパンのMeilleur Ouvrier de France(フランス国家最優秀職人/通称M.O.F)の称号を獲得した注目の職人です。受賞の決め手は、群を抜く香りの高さと味わいの深さ。なめらかな表面に均整の撮れた美しいフォルム、もっちりとクリーミーで繊細な歯触りの中身。持って歩いているだけでその香ばしいアロマに包まれて幸せな気分になってしまいます。

お店があるのはパリ18区のはしっこ。アニスさん曰く「このあたりは小さな村みたいなんです。みんな知り合いだし、僕の成功をみんな誇らしく思ってくれています」。住民に愛される本物の味は、わざわざ出かけて行く価値あり。受賞したバゲット・トラディショネル《Baguette Tzara》のほか、小麦の味が満喫できるバタール・ルヴァンや、庶民的なパティスリーも是非お試しあれ。




Anis Bouabsa Au Duc de la Chapelle
アニス・ブアブザ オ・デュック・ドゥ・ラ・シャペル

●住所/32, rue Tristan Tzara 75018 Paris
●営業時間/5:00~20:30 土・日曜休み
●メトロ最寄り駅/「Marx Dormoy」「PORTE DE LA CHAPELLE」(各12番線)
●予算/Baguette Tzara 1.10€、Batard Levain(バタール・ルヴァン) 1.70€、Millefeuille(ミルフィーユ)2€



更新日 : 2008 . 3 . 21

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