Régis Colin
レジス・コラン
年が明けると、フランスのお菓子屋さんでは一斉に「ガレット・デ・ロワ」といわれるパイ生地でできたお菓子が売り出されます。
サクサクのパイ生地の中に”フランジパンヌ”といわれるアーモンドクリームが入ったものが一般的です。キャラメルソースやチョコレートが入ったものもありますが、やっぱりクラッシックな”フランジパンヌ”入りがお勧めです。
このお菓子を食べるのは、本来クリスマスから12日目にあたる1月6日、エピファニーの日ですが、現状はクリスマス後の第一日曜から1月中食べ続けられています。
エピファニーとは、キリスト誕生を祝いに、東方から3人の博士が贈り物を持ってベツレヘムにたどり着いた日。もともとカトリックのお祝いですが、フランス人も宗教的なことを考えることなく親しい仲間達とこの美味しいお菓子を食べて、わいわいと盛り上がるのです。家族と、友人達と、そして会社で同僚達とも!
このガレット・デ・ロワ、2~3人用から12~14人用という風に集いの人数に応じて色々な大きさのものが売られています。
もちろん気軽におやつとして食べられる一人用もあります。ガレットの中にはフェーブと呼ばれる陶器の飾りが入っており、このフェーブに当たった人は付属の王冠をかぶって、その日一日王様になり、その幸せは一年間続くと言われます。ちょっと、日本のお正月のおみくじみたいですね。
そんなワケで「ガレット・デ・ロワ」は、1月いっぱいはどこのパン屋さんでもパティスリーでも販売されていて、有名パティスリーは毎年オリジナルの凝った新作を発表しているほどですが…。やはりワタシのオススメは「レジス・コラン」。モンマルトル通りにある一見なんともない地元のパリジャンたちが通うパン屋さんなのですが、実は、バゲット、クロワッサン、そしてガレット・デ・ロワでフランス最優秀賞を獲得している、知る人ぞ知る名店。昼時になると長蛇の列ができている人気ぶりでこの日は空いている時間を狙って行きましたが、それでもまだ列ができているほど。
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さて、レジス・コランのガレット・デ・ロワのお味は。表面のぱりぱりのパイ生地は、口の中でほろほろと崩れ、その下のしっとりとした層から上質のバターの味が立ちこめます。ラム酒の香りがするアーモンドクリームは、上品な甘さで、全てごまかされていない素材のよさを感じます。
一緒に買った、お店の味のバロメーターになるバゲット。さすが、最優秀賞を取ったバゲットだけあって、外側は色よくカリッと焼き上げられ、白い内側は空気が沢山含まれてふんわり、際立った酸味や塩辛さはなく、噛み締めていくと柔らかな甘みが広がります。とにかくこちらのお店の商品はどれもシンプルで、特徴を売りにしない味に本物の自信を感じます。ちなみに、小さな一人用ガレットは年中販売されているので、1月にパリに行けない方は是非お試しあれ!また、エクレアやミルフィーユなどもお勧めですよ!
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ちなみに、今年のレジス・コランのフェーブは、おかしなカエルシリーズ。私の買ったガレットには、傘をさしたカエルのフェーブが入ってました。これがまた可愛くて、つい集めたくなってしまいます。毎年3回は食べているガレット・デ・ロワ。今年は何個のガレットを食べることになるでしょう。(文/ナオ・ベジュー)Régis Colin
レジス・コラン
●住所/20 rue Montmartre 75002 Paris
●営業時間/月~金曜 6:30~20:00
●メトロ最寄り駅/「Sentier」3番線
●予算/バゲット1.15€ ガレット(サイズにより3€ ~37€ ) エクレア2.10€
































