ポンピドウ・センターからすぐの袋小路にひっそりとたたずむパリ人形博物館。1800年代から現代にいたるまで、その時代の流行、ファッションを物語る1000体もの人形が展示されています。
磁器で作られた頭部にはめ込まれたガラスやエナメルの目が愛くるしい1800~1930年代の人形たち。19世紀の子供らしい可愛らしさを表現した赤ちゃん人形「ベベ」。パリ万博での異国風の衣装をまとった人形たち。そして1870年代に話題を読んだポケットサイズの人形、20世紀初頭に登場したよりリアルな「キャラクタードール」。さらに1830年代以降に雑誌に登場して依頼子供たちをとりこにした紙製の着せ替え人形。時代とともに生まれ愛された人形の歴史はマニアでなくとも楽しめます。
さらに見逃せないのは今年(2009年)9月20日まで開催されている「バービー」の特別展。今年で誕生50周年を迎える世界で最も有名な人形「バービー」。1959年3月9日ニューヨーク生まれ、アメリカ人の女の子なら10人中10人が持っているというスーパー・アイドル。展示では最新バービーに始まり時代を遡って紹介していきます。

1959年の誕生当時は50年代に一世を風靡したポニーテールスタイルにしっかりとしたアイライン。1962年には“バブルカット”とよばれるショートカットにイメチェン、1967年には顔がリニューアルし当時のトップモデル“ツィギー”ばりのミニスカート&ブーツスタイルが話題を呼びました。1971年には小麦色の肌&薄化粧で登場、1986年にはロックバージョンも発売され、1989年からは有名デザイナーの洋服を着るように。2001年には胸はちょっぴり控えめしなやかなラインのボディでお目見えと、それぞれの時代にあったスタイルで進化を続けてきた約500体の歴代バービーが一堂に会します。
博物館の隣にはブティックも併設されていて新品、中古のたくさんの人形の販売、蚤の市などで見つけたアンティーク・ドールの鑑定や修繕なども行っています。また、人形のほかにもアンティークの糸やボタンといった小物も販売しているので、ぜひこちらものぞいてみてはいかがでしょうか。
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