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No.5

シュールな鉄の不思議世界

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67)夏を満喫!2010年パリプラージュ!

66)夏のヴェルサイユは庭園が主役!

65)70組の結婚式を追った、愛溢れた写真展。
64)ベルナドッテの秀逸な工業デザインたち。
63) ミステリアスで官能的なパリの物語。
62)20世紀初頭の、映画撮影舞台裏の記録。
61)サン・ローランのモードを巡る、大回顧展。
60)絵描き小僧、北野武の展覧会。
59)"アンチ叫び"な、ムンク展。
58)大人も大好き!プレイモービル。
 
    フリオ・ゴンザレス 現在、ジョージ・ポンピドゥセンターで開かれているのは、20世紀前半を象徴する鉄彫刻の父フリオ・ゴンザレスというスペインの彫刻家の展覧会。
 現代彫刻にも大きな影響を与えた彼は、バルセロナの鍛冶職人の家で生まれ、その後全生涯をパリで過ごした芸術家。今回は空間を描く彫刻、カタルーニャ・モデルニスモに影響を受けたジュエリー、金銀細工、画家を目指してパリへ来た彼の絵画、デッサンなど200点以上の作品が展示されています。初期の作品は、クラシックでレアリストな田舎の生活のシーンや裸婦、またはポートレイトなど。そして、だんだんとキュビズムとシュールレアリズムの影響を受けながらもそのどちらにも属さず、独自の世界を築いてゆく彼の作品を時代を追って見ていくことができます。

    フリオ・ゴンザレス  フリオ・ゴンザレス

 中でも面白いのは、1930年以降の彼独自のファンタスティックな人間や虫などが混ざったものがテーマの作品たち。どの作品も具象と抽象の間に位置する彼のスタイルは、作品を見ていくうちに現実と想像の間をいったりきたりしながら自然と想像力が膨らんでいきます。また、モノクロームな鉄の彫刻の後ろには、カラーの下絵のデッサンが並べられていたりして、彼の想像力と制作過程を頭で描きながら作品を見ていくのも、ちょっと通な見方かもしれません!

        フリオ・ゴンザレス  フリオ・ゴンザレス

 鉄という固い素材で線をしなやかに表現した彼の彫刻は、まさに空間を描く造形家と呼ぶにふさわしく、とてもシンプルに空間を大切に作っているのが見どころです。鋭いシュールな感覚の中に、ちょっとしたユーモラスが感じられる彼の展示会は10月8日まで。


 
  JULIO GONZALEZ
~フリオ・ゴンザレス~

フリオ・ゴンザレス●展覧会期間/~2007年10月8日
●開催場所/Centre Pompidou
国立ジョージ・ポンピドゥー芸術文化センター
●住所/Place Georges Pompidou 75004 Paris
●開館時間/11:00~21:00 火曜休館
●最寄りメトロ/「Rambuteau 」9番線、「Hotel deVille」1,11番線、「Chatelet」1,4,7,11,14番線
●入場料/通常10€ 割引8€ 18歳未満無料、毎月第一日曜は無料
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